開発環境(nRF52)
nRF52を使ったプログラムの作成方法
使用した環境
- MDK-Lite Ver. 5.16a
- Windows 7
- nRF52 Development Kit (PCA10040)
手順
手順はほぼnRF51と同じなので、詳細はコチラを参照。
空のApplication作成
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Keil uVision5を起動する
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uVision5のProjectメニューから新たにプロジェクトを作成する
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Deviceの設定を聞かれるのでSofware PacksのnRF52832_xxAAを選択する
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Pack選択でDeviceのStartupを選択し、Bootに必要なプログラムをインストールする
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設定を変更する
5.1. Options for Targetを選択する
5.2. DebugタブのUseを"J-LINK / J-TRACE Cortex"に変更する
5.3. PortをSWに変更する
5.4. JLinkの設定を変更する
* "Reset and Run"をチェックし、書き込み時にリセット&実行を行う。また、Sizeの値も変更する。
- Applicationを作成する
5.1. Project内のグループ名(今回はApplication)を右クリックし、"Add New Item to.."を選択する 5.2. main.cを作成する 5.3. 今回は無機能のApplicationなので、空のmain文のみにする
int main() {
}
- ビルドして実機にダウンロードする
6.1. ビルドボタンをクリックするとビルドされます
6.2. LOADボタンを押すとプログラムの書き込みが開始されます(プログラムが空なので何も起こりません)
LED点灯Application作成
以下古い情報でした。普通にPackからインストールできます。
ですが、Pack無しでのApplication作成方法として残しておきます。
まだ提供されているPackが少ないようなので、Pack無しでLED点滅プログラムの作成方法を説明します。
Packが無いものは自分でヘッダをインクルードしたり、SDKからソースをコピーする必要が出てきます。
- 設定を変更する
1.1. Options for Targetを選択する
1.2. C/C++を選択し、下記の設定を行う。
* DefineにBOARD_PCA10036を設定
* C99Modeにチェック
* IncludePathsに"[nRF52_SDK]\examples\bsp"と"[nRF52_SDK]\components\drivers_nrf\hal"を追加する。([nRF52_SDK]はSDKへのパス)
- プログラムを変更する
#include "boards.h"
int main() {
LEDS_CONFIGURE(LEDS_MASK);
LEDS_OFF(LEDS_MASK);
LEDS_INVERT(BSP_LED_0_MASK);
}
- ビルドして実機にダウンロードする
3.1. ビルドボタンをクリックするとビルドされます
3.2. LOADボタンを押すとプログラムの書き込みが開始されます(LED_0が点灯します)