ROSについて
【ROS】
Autoware1.9.1はROS Kineticで動作します。
ROSバージョンはUbuntuバージョンと密接な関係にあります。
また、大きな違いとしてROS1/ROS2があり、ROS1がサポートしているpython2が2019年末でサポート終了となるため、ROS2への移行が必要となる時期になっています。
Ubuntuバージョン | OS名称 |
---|---|
Ubuntu 19.04 | Ubuntu Disco |
Ubuntu 18.10 | Ubuntu Cosmic |
Ubuntu 18.04 | Ubuntu Bionic |
Ubuntu 17.04 | Ubuntu Zesty |
Ubuntu 16.10 | Ubuntu Yakkety |
Ubuntu 16.04 | Ubuntu Xenial |
Ubuntu 15.10 | Ubuntu Wily |
Ubuntu 15.04 | Ubuntu Vivid |
Ubuntu 14.10 | Ubuntu Utopic |
Ubuntu 14.04 | Ubuntu Trusty |
Ubuntu 13.10 | Ubuntu Saucy |
Ubuntu 13.04 | Ubuntu Raring |
Ubuntu 12.10 | Ubuntu Quantal |
Ubuntu 12.04 | Ubuntu Precise |
Ubuntu 11.10 | Ubuntu Oneiric |
ROS2バージョン | 対応Ubuntuバージョン |
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ROS2 Crystal | Ubuntu 18.04 |
ROS2 Bouncy | Ubuntu 18.04 |
ROS2 Ardent | Ubuntu 16.04 |
ROS1バージョン | 対応Ubuntuバージョン |
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ROS1 Melodic | Ubuntu 18.04 |
ROS1 Lunar | Ubuntu 17.04 |
ROS1 Kinetic | Ubuntu 16.04,15.10,Jessie(Debian 8) |
ROS1 Jade | Ubuntu 15.04,14.04,14.10 |
ROS1 Indigo | Ubuntu 14.04,13.10 |
ROS1 Hydro | Ubuntu 13.04,12.04,12.10 |
ROS1 Groovy | Ubuntu 12.04,12.10,11.10 |
ROSの情報を調べると、Groovyの時代の情報から見つかりやすいようです。
AutowareはHydro時代からあるようですが、今後はROS2対応に移行していくと思われます。
今回はAutoware1.9.1とROS Kineticを使います。
【ROS設定】
一般的なROS
ROSのインストール方法は
http://wiki.ros.org/kinetic/Installation/Ubuntu
ここに書いてあります。
ROS1では、roscore
コマンドを実行したホストがMasterとなります。
外部通信を行わない場合は、環境変数の設定は不要で、roscore
を実行すれば準備完了です。
外部通信を行う場合は、環境変数の設定が必要になります。
IPアドレスはroscore
を実行するホストのIPアドレス。
1 2 3 | export ROS_MASTER_URI=http://192.168.0.56:11311/ export ROS_IP=192.168.0.56 roscore& |
外部通信を行う場合は、クライアント側でも環境変数の設定が必要になります。
IPアドレスはroscore
を実行しているホストのIPアドレス。
1 2 | export ROS_MASTER_URI=http://192.168.0.56:11311/ export ROS_IP=192.168.0.56 |
ROSを使う時に、ROS側がこの環境変数の値を確認して、ROSマスターにアクセスしています。
Autowareの場合
Autowareの場合、外部通信を行う場合はMaster/Slave共に~/Autoware/ros/run
のbashスクリプトの先頭にexportの2行を記述しておきます。
1 2 | export ROS_MASTER_URI=http://192.168.0.56:11311/ export ROS_IP=192.168.0.56 |